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circa 6 BC – AD 30

The Life of Jesus

The eternal Son of God enters history: born in Bethlehem, baptized in the Jordan, crucified at Golgotha, raised on the third day.

3,779 節 · 4 巻を収録

この時代の聖句

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  1. すると人々は、耳が聞えず口のきけない人を、みもとに連れてきて、手を置いてやっていただきたいとお願いした。

  2. そこで、イエスは彼ひとりを群衆の中から連れ出し、その両耳に指をさし入れ、それから、つばきでその舌を潤し、

  3. 天を仰いでため息をつき、その人に「エパタ」と言われた。これは「開けよ」という意味である。

  4. すると彼の耳が開け、その舌のもつれもすぐ解けて、はっきりと話すようになった。

  5. イエスは、この事をだれにも言ってはならぬと、人々に口止めをされたが、口止めをすればするほど、かえって、ますます言いひろめた。

  6. 彼らは、ひとかたならず驚いて言った、「このかたのなさった事は、何もかも、すばらしい。耳の聞えない者を聞えるようにしてやり、口のきけない者をきけるようにしておやりになった」。

  7. そのころ、また大ぜいの群衆が集まっていたが、何も食べるものがなかったので、イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた、

  8. 「この群衆がかわいそうである。もう三日間もわたしと一緒にいるのに、何も食べるものがない。

  9. もし、彼らを空腹のまま家に帰らせるなら、途中で弱り切ってしまうであろう。それに、なかには遠くからきている者もある」。

  10. 弟子たちは答えた、「こんな荒野で、どこからパンを手に入れて、これらの人々にじゅうぶん食べさせることができましょうか」。

  11. イエスが弟子たちに、「パンはいくつあるか」と尋ねられると、「七つあります」と答えた。

  12. そこでイエスは群衆に地にすわるように命じられた。そして七つのパンを取り、感謝してこれをさき、人々に配るように弟子たちに渡されると、弟子たちはそれを群衆に配った。

  13. また小さい魚が少しばかりあったので、祝福して、それをも人々に配るようにと言われた。

  14. 彼らは食べて満腹した。そして残ったパンくずを集めると、七かごになった。

  15. 人々の数はおよそ四千人であった。それからイエスは彼らを解散させ、

  16. すぐ弟子たちと共に舟に乗って、ダルマヌタの地方へ行かれた。

  17. パリサイ人たちが出てきて、イエスを試みようとして議論をしかけ、天からのしるしを求めた。

  18. イエスは、心の中で深く嘆息して言われた、「なぜ、今の時代はしるしを求めるのだろう。よく言い聞かせておくが、しるしは今の時代には決して与えられない」。

  19. そして、イエスは彼らをあとに残し、また舟に乗って向こう岸へ行かれた。

  20. 弟子たちはパンを持って来るのを忘れていたので、舟の中にはパン一つしか持ち合わせがなかった。

  21. そのとき、イエスは彼らを戒めて、「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とを、よくよく警戒せよ」と言われた。

  22. 弟子たちは、これは自分たちがパンを持っていないためであろうと、互に論じ合った。

  23. イエスはそれと知って、彼らに言われた、「なぜ、パンがないからだと論じ合っているのか。まだわからないのか、悟らないのか。あなたがたの心は鈍くなっているのか。

  24. 目があっても見えないのか。耳があっても聞えないのか。まだ思い出さないのか。

  25. 五つのパンをさいて五千人に分けたとき、拾い集めたパンくずは、幾つのかごになったか」。弟子たちは答えた、「十二かごです」。