申命記 32:7-31
7
いにしえの日を覚え、 代々の年を思え。 あなたの父に問え、 彼はあなたに告げるであろう。 長老たちに問え、 彼らはあなたに語るであろう。
8
いと高き者は人の子らを分け、 諸国民にその嗣業を与えられたとき、 イスラエルの子らの数に照して、 もろもろの民の境を定められた。
9
主の分はその民であって、 ヤコブはその定められた嗣業である。
10
主はこれを荒野の地で見いだし、 獣のほえる荒れ地で会い、 これを巡り囲んでいたわり、 目のひとみのように守られた。
11
わしがその巣のひなを呼び起し、 その子の上に舞いかけり、 その羽をひろげて彼らをのせ、 そのつばさの上にこれを負うように、
12
主はただひとりで彼を導かれて、 ほかの神々はあずからなかった。
13
主は彼に地の高き所を乗り通らせ、 田畑の産物を食わせ、 岩の中から蜜を吸わせ、 堅い岩から油を吸わせ、
14
牛の凝乳、羊の乳、 小羊と雄羊の脂肪、 バシャンの牛と雄やぎ、 小麦の良い物を食わせられた。 またあなたはぶどうのしるのあわ立つ酒を飲んだ。
15
しかるにエシュルンは肥え太って、足でけった。 あなたは肥え太って、つややかになり、 自分を造った神を捨て、 救の岩を侮った。
16
彼らはほかの神々に仕えて、主のねたみを起し、 憎むべきおこないをもって主の怒りをひき起した。
17
彼らは神でもない悪霊に犠牲をささげた。 それは彼らがかつて知らなかった神々、 近ごろ出た新しい神々、 先祖たちの恐れることもしなかった者である。
18
あなたは自分を生んだ岩を軽んじ、 自分を造った神を忘れた。
19
主はこれを見、 そのむすこ、娘を怒ってそれを捨てられた。
20
そして言われた、 『わたしはわたしの顔を彼らに隠そう。 わたしは彼らの終りがどうなるかを見よう。 彼らはそむき、もとるやから、 真実のない子らである。
21
彼らは神でもない者をもって、 わたしにねたみを起させ、 偶像をもって、わたしを怒らせた。 それゆえ、わたしは民ともいえない者をもって、 彼らにねたみを起させ、 愚かな民をもって、彼らを怒らせるであろう。
22
わたしの怒りによって、火は燃えいで、 陰府の深みにまで燃え行き、 地とその産物とを焼きつくし、 山々の基を燃やすであろう。
23
わたしは彼らの上に災を積みかさね、 わたしの矢を彼らにむかって射つくすであろう。
24
彼らは飢えて、やせ衰え、 熱病と悪い疫病によって滅びるであろう。 わたしは彼らを獣の歯にかからせ、 地に這うものの毒にあたらせるであろう。
25
外にはつるぎ、内には恐れがあって、 若き男も若き女も、 乳のみ子も、しらがの人も滅びるであろう。
26
わたしはまさに言おうとした、「彼らを遠く散らし、 彼らの事を人々が記憶しないようにしよう」。
27
しかし、わたしは敵が誇るのを恐れる。 あだびとはまちがえて言うであろう、 「われわれの手が勝ちをえたのだ。 これはみな主がされたことではない」』。
28
彼らは思慮の欠けた民、 そのうちには知識がない。
29
もし、彼らに知恵があれば、これをさとり、 その身の終りをわきまえたであろうに。
30
彼らの岩が彼らを売らず、 主が彼らをわたされなかったならば、 どうして、ひとりで千人を追い、 ふたりで万人を敗ることができたであろう。
31
彼らの岩はわれらの岩に及ばない。 われらの敵もこれを認めている。
Settings