ルカによる福音書 1:52-76
52
権力ある者を王座から引きおろし、 卑しい者を引き上げ、
53
飢えている者を良いもので飽かせ、 富んでいる者を空腹のまま帰らせなさいます。
54
主は、あわれみをお忘れにならず、 その僕イスラエルを助けてくださいました、
55
わたしたちの父祖アブラハムとその子孫とを とこしえにあわれむと約束なさったとおりに」。
56
マリヤは、エリサベツのところに三か月ほど滞在してから、家に帰った。
57
さてエリサベツは月が満ちて、男の子を産んだ。
58
近所の人々や親族は、主が大きなあわれみを彼女におかけになったことを聞いて、共どもに喜んだ。
59
八日目になったので、幼な子に割礼をするために人々がきて、父の名にちなんでザカリヤという名にしようとした。
60
ところが、母親は、「いいえ、ヨハネという名にしなくてはいけません」と言った。
61
人々は、「あなたの親族の中には、そういう名のついた者は、ひとりもいません」と彼女に言った。
62
そして父親に、どんな名にしたいのですかと、合図で尋ねた。
63
ザカリヤは書板を持ってこさせて、それに「その名はヨハネ」と書いたので、みんなの者は不思議に思った。
64
すると、立ちどころにザカリヤの口が開けて舌がゆるみ、語り出して神をほめたたえた。
65
近所の人々はみな恐れをいだき、またユダヤの山里の至るところに、これらの事がことごとく語り伝えられたので、
66
聞く者たちは皆それを心に留めて、「この子は、いったい、どんな者になるだろう」と語り合った。主のみ手が彼と共にあった。
67
父ザカリヤは聖霊に満たされ、預言して言った、
68
「主なるイスラエルの神は、ほむべきかな。 神はその民を顧みてこれをあがない、
69
わたしたちのために救の角を 僕ダビデの家にお立てになった。
70
古くから、聖なる預言者たちの口によってお語りになったように、
71
わたしたちを敵から、またすべてわたしたちを憎む者の手から、救い出すためである。
72
こうして、神はわたしたちの父祖たちにあわれみをかけ、その聖なる契約、
73
すなわち、父祖アブラハムにお立てになった誓いをおぼえて、
74
わたしたちを敵の手から救い出し、
75
生きている限り、きよく正しく、 みまえに恐れなく仕えさせてくださるのである。
76
幼な子よ、あなたは、いと高き者の預言者と呼ばれるであろう。 主のみまえに先立って行き、その道を備え、
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