使徒行伝 10:9-20
9
翌日、この三人が旅をつづけて町の近くにきたころ、ペテロは祈をするため屋上にのぼった。時は昼の十二時ごろであった。
10
彼は空腹をおぼえて、何か食べたいと思った。そして、人々が食事の用意をしている間に、夢心地になった。
11
すると、天が開け、大きな布のような入れ物が、四すみをつるされて、地上に降りて来るのを見た。
12
その中には、地上の四つ足や這うもの、また空の鳥など、各種の生きものがはいっていた。
13
そして声が彼に聞えてきた、「ペテロよ。立って、それらをほふって食べなさい」。
14
ペテロは言った、「主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたことがありません」。
15
すると、声が二度目にかかってきた、「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない」。
16
こんなことが三度もあってから、その入れ物はすぐ天に引き上げられた。
17
ペテロが、いま見た幻はなんの事だろうかと、ひとり思案にくれていると、ちょうどその時、コルネリオから送られた人たちが、シモンの家を尋ね当てて、その門口に立っていた。
18
そして声をかけて、「ペテロと呼ばれるシモンというかたが、こちらにお泊まりではございませんか」と尋ねた。
19
ペテロはなおも幻について、思いめぐらしていると、御霊が言った、「ごらんなさい、三人の人たちが、あなたを尋ねてきている。
20
さあ、立って下に降り、ためらわないで、彼らと一緒に出かけるがよい。わたしが彼らをよこしたのである」。
聖書本文:Japanese Kougo-yaku (1954/1955) · パブリックドメイン
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