創世記 27:20-38
20
イサクはその子に言った、「子よ、どうしてあなたはこんなに早く手に入れたのか」。彼は言った、「あなたの神、主がわたしにしあわせを授けられたからです」。
21
イサクはヤコブに言った、「子よ、近寄りなさい。わたしは、さわってみて、あなたが確かにわが子エサウであるかどうかをみよう」。
22
ヤコブが、父イサクに近寄ったので、イサクは彼にさわってみて言った、「声はヤコブの声だが、手はエサウの手だ」。
23
ヤコブの手が兄エサウの手のように毛深かったため、イサクはヤコブを見わけることができなかったので、彼を祝福した。
24
イサクは言った、「あなたは確かにわが子エサウですか」。彼は言った、「そうです」。
25
イサクは言った、「わたしの所へ持ってきなさい。わが子のしかの肉を食べて、わたしみずから、あなたを祝福しよう」。ヤコブがそれを彼の所に持ってきたので、彼は食べた。またぶどう酒を持ってきたので、彼は飲んだ。
26
そして父イサクは彼に言った、「子よ、さあ、近寄ってわたしに口づけしなさい」。
27
彼が近寄って口づけした時、イサクはその着物のかおりをかぎ、彼を祝福して言った、 「ああ、わが子のかおりは、 主が祝福された野のかおりのようだ。
28
どうか神が、天の露と、 地の肥えたところと、多くの穀物と、 新しいぶどう酒とをあなたに賜わるように。
29
もろもろの民はあなたに仕え、 もろもろの国はあなたに身をかがめる。 あなたは兄弟たちの主となり、 あなたの母の子らは、 あなたに身をかがめるであろう。 あなたをのろう者はのろわれ、 あなたを祝福する者は祝福される」。
30
イサクがヤコブを祝福し終って、ヤコブが父イサクの前から出て行くとすぐ、兄エサウが狩から帰ってきた。
31
彼もまたおいしい食べ物を作って、父の所に持ってきて、言った、「父よ、起きてあなたの子のしかの肉を食べ、あなたみずから、わたしを祝福してください」。
32
父イサクは彼に言った、「あなたは、だれか」。彼は言った、「わたしはあなたの子、長子エサウです」。
33
イサクは激しくふるえて言った、「それでは、あのしかの肉を取って、わたしに持ってきた者はだれか。わたしはあなたが来る前に、みんな食べて彼を祝福した。ゆえに彼が祝福を得るであろう」。
34
エサウは父の言葉を聞いた時、大声をあげ、激しく叫んで、父に言った、「父よ、わたしを、わたしをも祝福してください」。
35
イサクは言った、「あなたの弟が偽ってやってきて、あなたの祝福を奪ってしまった」。
36
エサウは言った、「よくもヤコブと名づけたものだ。彼は二度までもわたしをおしのけた。さきには、わたしの長子の特権を奪い、こんどはわたしの祝福を奪った」。また言った、「あなたはわたしのために祝福を残しておかれませんでしたか」。
37
イサクは答えてエサウに言った、「わたしは彼をあなたの主人とし、兄弟たちを皆しもべとして彼に与え、また穀物とぶどう酒を彼に授けた。わが子よ、今となっては、あなたのために何ができようか」。
38
エサウは父に言った、「父よ、あなたの祝福はただ一つだけですか。父よ、わたしを、わたしをも祝福してください」。エサウは声をあげて泣いた。
Settings