ヨハネによる福音書 10:16-27
16
わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。彼らも、わたしの声に聞き従うであろう。そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼となるであろう。
17
父は、わたしが自分の命を捨てるから、わたしを愛して下さるのである。命を捨てるのは、それを再び得るためである。
18
だれかが、わたしからそれを取り去るのではない。わたしが、自分からそれを捨てるのである。わたしには、それを捨てる力があり、またそれを受ける力もある。これはわたしの父から授かった定めである」。
19
これらの言葉を語られたため、ユダヤ人の間にまたも分争が生じた。
20
そのうちの多くの者が言った、「彼は悪霊に取りつかれて、気が狂っている。どうして、あなたがたはその言うことを聞くのか」。
21
他の人々は言った、「それは悪霊に取りつかれた者の言葉ではない。悪霊は盲人の目をあけることができようか」。
22
そのころ、エルサレムで宮きよめの祭が行われた。時は冬であった。
23
イエスは、宮の中にあるソロモンの廊を歩いておられた。
24
するとユダヤ人たちが、イエスを取り囲んで言った、「いつまでわたしたちを不安のままにしておくのか。あなたがキリストであるなら、そうとはっきり言っていただきたい」。
25
イエスは彼らに答えられた、「わたしは話したのだが、あなたがたは信じようとしない。わたしの父の名によってしているすべてのわざが、わたしのことをあかししている。
26
あなたがたが信じないのは、わたしの羊でないからである。
27
わたしの羊はわたしの声に聞き従う。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしについて来る。
聖書本文:Japanese Kougo-yaku (1954/1955) · パブリックドメイン